「左右される。」美學校 生涯ドローイングセミナー2019年度修了展

 

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4月8日(水)-18日(土) 日曜休廊

※期日が近くなってもコロナウィルス感染症予防対策が引き続いている場合、ギャラリーの判断で状況が変更になる可能性があります。その場合は、ターナーギャラリーサイトhttp://turnergallery.net、美学校のサイトhttps://bigakko.jpに掲載しますので、ご来場前に必ずご確認ください。

 

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10:00-18:00 最終日は16:00迄

 

レセプション/Talk&more…4月11日(土) 15:00-17:30

Tokida Show  4月8日(水) 16:00-16:30

 

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大垣 彩、長 雪恵、北野麻矢、泉水仁輪、立野陽子、常田みさと、山口優歌

 

梅田よしの、海野 薫、大原 苣、小林辰哉、齋藤永次郎、高瀬きぼりお、辻 真人、西 菜々子、西脇伊作、森はるみ、山岡めい子、行元陽平

 

O JUN、丸亀ひろや、宮嶋葉一

 

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左と右はところ変わればなくなってしまうという。指し示す語彙がない、そういう言語社会もあるそうで、代わりに地理的な環境を反映した別の言葉が空間を分ける役目を担っている※。いまここで仮に左と右を捨て、山と川で代用するなら。

 

心臓があるのは山のほう、心臓がないのは川のほうです••• •••。廻り舞台が一転し、そこに自分のひとつの身体が佇んでいる。両手を拡げてみる。山の手と川の手がのびる••• •••。

 

こうと決めてかかっていたことに揺さぶりがかかる、ドローイングにはそういう瞬間がある。言葉と認識、線と面、1枚目と2枚目、様々な関係性の結び目がゆるみ、入れ替えたり編み直したり、断片的に、連続的に、描き手のなかで再編成が起こる。

 

2019年から2020年に描かれた22人のドローイングを白い空間に持ち出す。一部は平置きのMappe(ドローイングブック)の形式で、一部は壁面のぐるりに。展示という仮初めの環境の中で、受け手が思いがけない場所に佇む瞬間があるとしたら、描き手として願ってもないことだ。

 

 

※参考文献『もし「右」や「左」がなかったら 言語人類学への招待』井上京子著(大修館書店)

 

Title:北野麻矢・DM Design:大垣 彩・Text:泉水仁輪

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